走査間隔
塗りつぶし彫刻における垂直方向のライン間隔です。速度と塗りつぶし品質を左右する最大の調整項目です。
レイヤーを塗りつぶしに設定すると、レーザーは図形全体を左右に走査し、水平ラインごとに照射します。これらのライン間の垂直距離が走査間隔です。
間隔が小さい → より細かく濃い塗りつぶし(単位面積あたりのライン数が多い)、低速。間隔が大きい → より粗く薄い塗りつぶし、高速です。
基本
使用可能な間隔の範囲は、機械、レンズ、素材、求める仕上がりによって異なります。メーカーのガイダンス、または同じ構成ですでに検証済みの設定を参考に、安全な開始範囲を選んでください。結果は次の要因によって変わります。
- ビームスポットサイズ:加工面におけるレーザーの実効的なドットサイズです。おおよそビーム径に相当します。これを下回るとラインが重なり始め、間隔を小さくしても見た目のディテールは増えなくなります。
- 素材:同じ間隔でも、木材とアクリルでは見え方が異なります。アルマイト処理された金属はコントラストが高いため、粗い間隔でも許容できる見た目になります。
- 速度:同じ間隔なら、速度が遅いほど濃く彫刻されます。
実効的なビームスポットは結果を理解する手がかりになりますが、すべてに適用できるプリセットではありません。公称のスポットサイズ仕様だけに頼らず、端材で間隔を検証してください。
DPI換算
間隔とDPIは逆数の関係にあります。
DPI = 25.4 / interval_mmしたがって、0.1 mmの間隔は254 DPI、0.05 mmは508 DPI、0.2 mmは127 DPIです。
間隔テストダイアログでは、両方を並べて表示します。
Beam Benchでの処理
間隔フィールドは塗りつぶし/画像レイヤー設定にあり、カット/レイヤーパネルのクイック編集ストリップと、完全なレイヤーエディターから確認できます。
間隔テストでは、出力と速度を固定したまま範囲をスイープします。左端の最小間隔から右端の最大間隔に向かって読み、塗りつぶしとディテールの要件を満たす最も幅の広いセルを選んでください。
重要になる場面
- 写真やグラデーションの彫刻:間隔によって見かけの解像度が決まります。粗い間隔ではディテールが失われます。
- カット部分の塗りつぶし彫刻:粗い間隔で問題ありません。仕上がりを目視するものではないためです。
- 加工時間の予算:間隔を半分にすると、同じ高さに対する走査ライン数はおよそ2倍になります。ただし、加減速、オーバースキャン、その他の処理があるため、ジョブ全体の時間は正確には比例しません。プレビューで所要時間の推定値を確認してください。